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日本ダービー2025:クロアデュノールが世代頂点に!堂々の勝利で王者確定

クロアデュノール、完璧なレース運びで戴冠


雲一つない晴天の下、3歳馬7950頭の頂点を決する「第92回日本ダービー」が東京競馬場で開催された。18頭の精鋭が一堂に会し、世代最強の称号を懸けて挑んだこの一戦。1番人気に支持されたのは、皐月賞2着から逆転を期してきた13番クロアデュノールだった。

ゲートが開かれると、先行争いから抜け出したのは14番ホウオウアートマン。道中は6馬身以上の大逃げを見せる展開となったが、クロアデュノールは焦ることなく好位集団の外目をキープ。道中の通過タイム1000mは60.0秒と、極端なハイペースにはならず、後半勝負の様相を呈した。


勝負どころの3~4コーナーで馬群が一気に縮まり、満を持してクロアデュノールが外から進出。直線に入ってからは持ったままの手応えで先頭へ。そのまま北村友一騎手のステディな手綱さばきでリードを守り切り、後続を振り切ってゴール板を駆け抜けた。皐月賞からの成長を示す堂々たる勝利。


払戻金
単勝:13番  210円
三連単:13→17→2  8,460円


このダービーを制したことで、クロアデュノールは名実ともに世代の頂点に立った。その完成度の高さ、勝負強さ、レースへの入り方から抜け出しまで、まさに「ダービー馬の走り」であった。前走皐月賞2着からの逆転劇は、馬と陣営の成長を象徴している。


また、2着マスカレードボールも東京芝への適性を大いに示し、今後の重賞戦線での活躍が期待される。敗れたミュージアムマイルも、適距離での巻き返しの可能性を感じさせる内容だった。


世代の王者が決まり、次に向かうは秋のGIシリーズ。クロアデュノールはこのまま菊花賞を目指すのか、あるいは天皇賞・秋で古馬相手に挑むのか。その動向から目が離せない。

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