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意外と知られていない?日本にやってきた世界の大種牡馬のきょうだいたち

世界的大種牡馬


世界の大種牡馬といえば、ノーザンダンサーを始め、日本競馬の血統史を大きく塗り替えたサンデーサイレンス、またヨーロッパでは無敗の世界最強馬フランケルといった名種牡馬が挙げられるでしょう。
実は、そんな世界的大種牡馬のきょうだいに当たる競走馬が日本に種牡馬として輸入され、また、日本のターフで疾走していたことをご存知でしょうか。

世界的大種牡馬のイメージ画像
ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。

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そこで今回は、かつて日本に来た世界的大種牡馬のきょうだいたちについて紹介したいと思います。
あくまでも主観ですが、意外と知られていない部分が多いのではないかと思いますので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。

世界の大種牡馬ノーザンダンサーの全弟


ノーザンダンサーは1961年にカナダで誕生した競走馬。
現役時代は、カナダ産馬として初となるケンタッキーダービー(米G1)を制しました。

その後「ノーザンダンサーの一滴の血は、1カラットのダイヤモンドよりも価値がある」とまで称されるほど世界的大種牡馬となり、近代サラブレッドの血を辿れば約80%がノーザンダンサーにつながっているとまでいわれています。

ノーザンダンサーのイメージ画像
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そんなノーザンダンサーは、幼駒時代に去勢手術の話が出ていたほどの気性難だったそうで、仮に”セン馬”となっていれば今の世界競馬の血統史が大きく変わっていたといえるでしょう。
それほど世界的にも大きな影響力を持ったノーザンダンサーですが、実はその全弟にあたる競走馬が2頭も日本で種牡馬として供用されていました。

1頭目は、1979年に日本へ輸入されたノーザンネイティヴです。
ノーザンダンサーとは、5歳下の全弟にあたります。
日本では1985年の中山大障害(当時はOP)を制したブルーフラールをはじめ、約200頭もの産駒を輩出しました。

2頭目は、ノーザンダンサーの11歳下になる全弟のトランスアランティックです。
日本で残した産駒数は、先のノーザンネイティヴに比べると約1/4となる50頭ほどですが、1990年の根岸ステークス(G3)を制したエーコートランスを輩出しました。
しかし、日本競馬として全兄ノーザンダンサーとまでは言いませんが少なくとも大きな期待が寄せられていただけに、何とも物足りない結果となってしまいました。

それだけ兄が偉大すぎたとしか言いようがありませんね。

サンデーサイレンスの3頭の全妹


続いては、種牡馬として日本競馬の歴史を大きく塗り替えたサンデーサイレンスの全妹を紹介します。

サンデーサイレンスは、もはや説明不要の競走馬ですが、現役時代はケンタッキーダービー、プリークネスステークス(米G1)、ブリーダーズカップクラシック(米G1)など、アメリカでG1を6勝し、1989年のエクリプス賞年度代表馬に選ばれています。

その後、種牡馬として日本で供用され、ディープインパクトを始めとする多くのG1馬を輩出しました。
そんな大種牡馬サンデーサイレンスの全妹にあたるサンデーズシス、ペニーアップ、マイライフスタイルといった3頭が日本へやってきました。

サンデーサイレンスの3頭の全妹のイメージ画像
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サンデーサイレンスの4歳下にあたるサンデーズシスと5歳下となるペニーアップは繁殖牝馬として輸入され、6歳下となるマイライフスタイルは、日本で競走馬としてデビューしています。
サンデーサイレンスのきょうだい馬として、日本で唯一のデビューとなったはマイライフスタイルは、デビュー戦を5番人気ながら勝利すると、次走の1995年のフラワーカップ(G3)でイブキニュースターの5着に入り、今後の期待が寄せられました。

しかし、その後は、目立った活躍ができず、わずか5戦1勝で引退し、繁殖牝馬となりました。

また、3頭の繁殖牝馬としての活躍に目を向けるとペニーアップの孫にあたるトーセンクラウンが、2010年の中山記念(G2)を13番人気で勝利していますが、サンデーズシスとマイライフスタイルからは重賞を勝利するような産駒は現れませんでした。
ですが、サンデーサイレンスの血統に着眼点を当てると、母のウィッシングウェルは、アメリカにて重賞を制覇するまでその牝系から暫くの間、活躍馬が出ていなかった血統です。
また、サンデーサイレンスも競走馬としてはなかなか買い手が付かず、大きな期待が寄せられていたわけではありませんでした。

そう考えますと、サンデーサイレンスの母から流れる牝系には、突然大物が誕生する可能性も秘められていると思います。
いくら現役時代や繁殖牝馬として活躍できなかったとしてもサンデーサイレンスと同じ血が流れる繁殖牝馬として期待された3頭です。
今後、その3頭から脈々と血がつながることで第2のサンデーサイレンスが誕生するかも知れません。

世界最強馬フランケルの全弟


次に紹介するのは、世界史上最強馬との呼び声高いフランケルの1歳下の全弟ノーブルミッションです。

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ノーブルミッションはイギリスで生まれ、2014年のチャンピオンステークス(英G1)、サンクルー大賞(仏G1)、タタソールズゴールドカップ(愛G1)を制し、同年のカルティエ賞最優秀古馬に輝きました。
引退後は、フランケルとの競合を避けるため、2015年にアメリカで種牡馬入りが決まります。
そして、その血はアメリカでもG1馬を輩出するなど種牡馬としても成功を収めた後、2020年に日本軽種馬協会から2021年より日本で供用されることが発表され、2024年より初年度産駒がデビューしました。

全兄のフランケルが偉大すぎるためその陰に隠れてしまっている印象ですが、これだけ多くの実績を残した名馬ですので、これから日本での産駒に期待したいですね。

近年の世界最強馬バーイードの全兄


最後は、種牡馬としての実績はまだ未知数ですが、世界の競馬ファンならまだ記憶に新しい世界的名馬バーイードの全兄フクムです。

世界的大種牡馬シーザスターズを父に持つバーイードは、デビューから10連勝、うちG1を6連勝と近年の世界の競馬界に激震を与えた名馬です。
ただ、引退レースとなったチャンピオンステークス(英G1)でまさかの4着に敗れ、生涯初黒星を喫したことは、イギリスを中心とした世界の競馬界に大きな波紋を起こしました。
それは、歴史的名馬に値するかどうかの議論が展開されたほどです。

しかし、バーイードは、2022年カルティエ賞の年度代表馬および最優秀古馬に選出されています。
そんな世界的名馬バーイードの全兄となるフクムは、現役引退後の2024年より北海道日高町のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで種牡馬入りすることになりました。

全弟のバーイードの成績が偉大なため、前述した競走馬たちと同じく陰に隠れてしまいがちですが、フクムも立派な競走生活を送り、栄誉ある実績を残しています。
なお、フクムの主な勝ち鞍は、2022年のコロネーションカップ(英G1)と2023年のキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークス(英G1)です。
さらに、この2つ以外にも重賞を6勝しており、通算成績18戦11勝という素晴らしい実績を持つ競走馬だったことは間違いありません。

そして、待望の産駒デビューは早くて2027年です。今から待ち遠しいですね。

まとめ


今回は、日本にやってきた世界の大種牡馬のきょうだいたちを紹介しました。
ノーザンダンサーやサンデーサイレンスと同じ血を持ちながら、活躍できなかったきょうだい馬もいれば、フランケル、バーイードといった超名馬と同じ血を持ち、活躍をみせたきょうだい馬もいます。

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そう考えると、同じ血統だとしても走るか走らないかは走ってみないと分からないといった血統の奥深さ、それが競馬の面白さや醍醐味につながっていると改めて実感しましたね。

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