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小牧太騎手が復帰した「園田競馬場」を知っていますか?

小牧太騎手、20年ぶりの園田復帰と園田競馬場の魅力


地方競馬全国協会(以下NARに略)は、2024年7月19日に今年度の騎手免許試験の新規合格者を発表しました。
その中で日本中央競馬会(以下JRAに略)の栗東に所属する小牧太騎手が見事合格し、20年ぶりに地方競馬の騎手として復帰することは、日本の競馬界において大きな話題となりました。

そしてその所属先は、園田や姫路競馬場を要する兵庫競馬です。

ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプトの調整等はおこなっておりません。

[使用ツール・モデル]
・DALL·E 3
・Firefly
・StableDiffusion
・Juggernaut XL(KandooAI)

ちなみに元地方競馬所属だった騎手がJRAに移籍し、再び地方競馬に戻ることは史上初です。
そこで今回は、小牧太騎手が復帰した園田競馬場についてご紹介します。
また、兵庫競馬出身の名馬やJRAに移籍した騎手なども合わせて紹介しますので、ぜひ最後までお楽しみください。

小牧太騎手とは?


小牧太騎手は1967年9月7日に鹿児島県で生まれ、1985年に兵庫競馬でデビューしました。
兵庫競馬に19年在籍、兵庫リーディングジョッキーを10回獲得し、1994年と1996年には地方競馬の全国リーディングも獲得しています。
その後、2001年と2002年にJRAで20勝以上を挙げ、JRAの騎手試験を受験できる資格を得ると2003年に合格、2004年にJRAへ移籍しました。

なお、この時点で地方競馬での勝利数は3,376勝と大記録を打ち立てています。

そんな園田競馬のレジェンド的存在だった小牧太騎手ですが、JRAに移籍後もその実力は遺憾なく発揮され、2008年の桜花賞(G1)では、12番人気だったレジネッタに騎乗。
見事G1初勝利を飾ると、同じ年の日本ダービー(G1)でも12番人気だったスマイルジャックを2着に導くなどの活躍をみせました。

また、翌2009年にはローズキングダムで朝日杯フューチュリティステークス(G1)を制し、2度目のG1タイトルを獲得しています。
しかし、月日が経つにつれ騎乗数も激減する中「騎手を辞めよう」という気持ちが強くなったといいます。
ところが、レジェンド・武豊騎手から「小牧さんは騎手を辞めてはダメですよ」との言葉に感銘を受けた小牧太騎手は、2024年4月に兵庫競馬の騎手として復帰したい意向を示します。

そして、先述の通り、2024年7月19日に見事合格の知らせを受けたのです。

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こうして同年7月31日付でJRAの騎手免許を返上し、8月1日より兵庫競馬所属騎手として再スタートを切りました。
JRA通算911勝、そのうち重賞34勝とJRAでも一時代を築いた小牧太騎手。
57歳で新たな挑戦をする姿には、競馬ファンのみならず同世代の方にも何か与えるものはあったのではないかと思います。

そんな小牧太騎手は園田復帰後すでに30勝以上を挙げており、勝率は20%超え、複勝率に関しては50%を超える大活躍をみせています。
さすがは元園田のレジェンドジョッキーといったところでしょうか。

今後も益々の活躍に期待したいですね。ちなみに長男の加矢太さんはJRAの障害騎手です。

園田競馬とは?


次に小牧太騎手が、20年ぶりに復帰した園田競馬場について解説します。

園田競馬場は兵庫県尼崎市にある地方競馬場です。
競馬場の特徴としましては、コース全体の長さが1,000メートルとコンパクトな競馬場でしたが、アラブ系からサラ系の移行に伴い1999年から少しずつ改修工事を行いました。

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なお、当初は、1周1,100メートルの予定で計画されていましたが、3コーナー奥の森林伐採が不可となりました。
そのため、2コーナーから3コーナーにかけて大きく外側を拡張させたことで向こう正面が僅かなカーブ形状の造りとなりました。

よって、園田競馬場のコース全体の長さは1,051メートルと中途半端となり、加えてゴール前の直線も213mとかなり短いことが特徴的です。

また、距離別に特徴があるのも園田競馬場です。
まず代表的なのが、820m戦です。
これは、第2コーナーを回った直後にスタートが設けられ、そこから向こう正面を走り、第3コーナーから第4コーナーを回って最終直線を走ればゴールとなりますので、一瞬で決着が付きます。

続いて、競馬の根幹距離となる1,200メートルですが、園田競馬場の場合、先述の通り、コース全体が中途半端な長さであるため、1,200メートルではなく1,230メートルで施行されています。

また、園田競馬場で開催されるレースの中でもっとも多いのが1,400メートル戦です。
これは、1日12レースのうち約半数以上が1,400メートル戦ですので、この距離を得意とする騎手から馬券を購入すれば思わぬ万馬券に遭遇するかも知れません。

そして、1,870メートル戦もなかなか馴染みのない距離として園田の特徴的ですよね。
これは、「兵庫ダービー」や「兵庫チャンピオンシップ」といった園田で開催されるレースの中でも特に格式の高いレースで使用される距離です。
したがって、この距離のレースに出走する競走馬は、園田競馬に所属している競走馬のなかでもトップクラスの実力を持っているといえると思います。

園田競馬出身の活躍馬


園田競馬出身の活躍馬のイメージ画像
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園田競馬では、これまでロードバクシンやオオエライジンなど数多くの名馬たちが園田の砂を駆け抜け時代を築きました。
ここからは、その中でも園田競馬でトップクラスの実力を誇った名馬を2頭紹介します。

◆イグナイター

まず現在の園田競馬を代表する競走馬といえば、2022年、2023年度と2年連続で年度代表馬に輝いたイグナイターでしょう。
イグナイターは、父にエスポワールシチーを持ち、兵庫のレジェンドジョッキーの1人である田中学騎手を背に中央との交流重賞で多くの実績を上げてきた名馬です。

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そして、極め付けは2023年のJBCスプリント(Jpn1)でJRAの強豪馬を抑え制覇したことです。
これは兵庫所属馬として初の快挙となりました。
2024年も現役を続けていますので、もう一度、JRA勢を蹴散らすシーンを期待したいですね。

◆ジンギ

兵庫県競馬組合生え抜きのスターホースとして早くから台頭すると、2020年には年間全レースに連対する圧倒的な強さを誇示して、年末の大一番・園田金盃を完勝しました。

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そして、兵庫競馬の2020年度の年度代表馬に選出されると、翌2021年にも2年連続で年度代表馬に選出され、兵庫の絶対王者と呼ばれました。なお、獲得賞金は2億円を超えています。

園田競馬出身のJRA移籍騎手


続いて、小牧太騎手以外に同じ兵庫競馬出身でJRAに移籍した岩田康誠騎手を紹介します。
岩田康誠騎手は1974年3月12日に兵庫県姫路市に生まれ、1991年に兵庫競馬でデビュー以来、小牧太騎手と『園田の2本柱』と呼ばれるほどの大活躍をみせ、兵庫リーディングジョッキーを4回獲得。

岩田康誠騎手のイメージ画像
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また、2004年には菊花賞(G1)でデルタブルースに騎乗し、地方競馬所属騎手として初となるJRAのG1レースを制覇しました。
なお、この勝利について、岩田康誠騎手は「JRAに挑戦する気持ちを高めてくれたキッカケになった」と語っています。

その後2006年にJRAへ移籍すると、デルタブルースとのコンビでメルボルンカップ(豪G1)に挑戦し、ここでも勝利を収めます。
当時は今ほど日本の競走馬が海外競馬に挑戦していない時代でしたので、移籍して間もない岩田康誠騎手の知名度を一気に高めたレースにもなりました。

そして、2012年にはディープブリランテで日本ダービーを制覇し、暮れには日本の競走馬としては初となる香港スプリント(香G1)をロードカナロアで制するなど、これまでJRA重賞を200勝以上、G1レースにおいては35勝をマークしています。

また、2022年1月には、JRA通算1,700勝を記録し、50歳となった現在でも個性溢れる騎乗スタイルで多くの競馬ファンを魅了し続けています。
そんな岩田康誠騎手には、小牧太騎手と戦う場所は違いますが、更なる活躍に期待したいですね。

まとめ


今回は、小牧太騎手が復帰した園田競馬について紹介しました。
57歳で新たな環境にチャンレンジし、早くもその第一線で活躍されている小牧太騎手には頭が下がりますよね。
そして、同世代の方にとっても大きな励ましになったのではないかと思います。

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もし機会がありましたら、是非とも小牧太騎手が活躍する園田競馬場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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