ペイシャエスが第28回エルムステークスで劇的勝利

8月4日札幌競馬場で行われた第28回エルムステークス（GIII）は、観客の熱気とともに幕を開け、各馬の激しい競り合いの中で終始ハイペースで進行しました。

スタートからハナを奪ったのは、3番人気のミトノオー。積極的にレースをリードし、その後ろには1番人気のドゥラエレーデが控えていました。序盤から中盤にかけて、先行馬がポジションを取り合う展開。

最終コーナーを回り直線に入ると、ドゥラエレーデが満を持してスパートをかけましたが、その内から勢いよく追い上げてきたのは、横山和生騎手騎乗のペイシャエス。ラスト200メートルでその差を詰め、最後は首の差でゴールまで駆け抜けました。

レース結果
1着: ペイシャエス（牡5、騎手: 横山和生、タイム: 1:44.0）
2着: ドゥラエレーデ（牡4、騎手: 武豊、タイム: 1:44.1）
3着: テーオードレフォン（牡5、騎手: 丸山元気、タイム: 1:44.3）

払い戻し
単勝: 9番 ペイシャエス - 980円 (5番人気)
3連単: 9-10-12 - 86,710円

1. ペイシャエスの勝利: 5番人気のペイシャエスが持ち味の末脚を存分に発揮し、見事な逆転勝利。馬体重500kgの堂々たる馬体を持ち、これからの更なる飛躍が期待されます。

2. ドゥラエレーデの健闘: 1番人気に支持されたドゥラエレーデは、終始レースを引っ張り、最後まで諦めない走りを見せましたが、わずかに及ばず2着に終わりました。

3. テーオードレフォンの奮闘: 10番人気と評価は低かったものの、3着に入ったテーオードレフォンはその粘り強さで観衆を沸かせました。

ペイシャエスの見事な追い上げ勝利は予想外の展開であり、エルムステークスの名に恥じない白熱したレースとなりました。特に、レース後の横山和生騎手の笑顔が印象的で、彼の巧みな騎乗技術が光っていましたね。

また、レース展開としては、序盤から先行争いが激化し、全体的にペースが速かったことが特徴的です。これによりスタミナが要求され、各馬の実力が試されるレースとなりました。