【フラワーカップ2025結果】レーゼドラマが重賞初V！戸崎騎手との快勝でオークス

2025年3月22日（土）、中山競馬場で行われた第39回フラワーカップは、春の陽射しに包まれた良馬場の中、3歳牝馬たちがクラシック戦線を見据え、注目の一戦を制したのは、5番人気のレーゼドラマ（牝3）。重賞初挑戦にして見事な勝利を飾り、オークスへの夢を大きく膨らませる一戦となった。

ゲートが開くと、最内のハードワーカーが果敢に先手を主張。これに外からレーゼドラマ、さらには大外から勢いよく出たエナジーショットも加わり、先行争いは激しいものとなった。

レーゼドラマは終始手応え良く進み、4コーナーでも先頭を譲らずに直線へ。直後にはミッキーマドンナやエナジーショットが懸命に食らいつくも、最後の坂で失速。替わって大外から伸びてきたのは1番人気のパラディレーヌと、内からじわじわと脚を伸ばすゴーソーファー。

先頭のレーゼドラマは戸崎圭太騎手の巧みなエスコートも光り、最後は2馬身半差をつけて堂々のゴールイン。

払戻金
単勝 11番　1,440円（5番人気）
3連単 11–4-12　19,600円（56番人気）

後方から脚を伸ばした2着パラディレーヌや3着ゴーソーファーも、今後の舞台での巻き返しが期待される一方で、今日のレースはまさに「展開」と「地力」のせめぎ合いだったといえる。

フラワーカップという名にふさわしく、春の訪れを告げる牝馬たちの競演は、今後のクラシック戦線に大きな示唆をもたらし、レーゼドラマは戸崎圭太騎手の節目を飾る重賞初制覇というドラマチックな幕切れに、競馬の奥深さを改めて感じさせた。