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レジェンド武豊が認める次世代スター騎手たち【横山武史】【岩田望来】【坂井瑠星】

武豊騎手が一目置く若手3騎手とは?


2024年2月の京都牝馬ステークス(G3)にて、ソーダスリングで重賞を勝利した武豊騎手。
これでデビューした1987年から38年連続でJRA重賞制覇となりました。

50歳を過ぎ、その腕は衰えるどころかますます磨きがかかっていることには驚きの一言です。
そんな武豊騎手へ、昨年の某イベント時に「武豊騎手が思う上手い若手騎手は?」という気になる質問がありました。

武豊のイメージ画像
ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。

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その質問に対し、武豊騎手は
「みんなうまいですからね。入ってきた最初からうまい。いろんな情報が入りやすいというのもありますし、トレーニングもそうだと思います」
と分析した上で
「最近だと横山武史君、岩田望来君、坂井瑠星君。これから、どんどんそういう若い子が出てくるんじゃないですか」
と、まさに次世代の競馬界のスター候補生3名の名前を挙げています。

その若手3騎手は、さすがはレジェンドが一目置く騎手だけあって、昨年に続き2024年も現時点で全国リーディングトップ10に入る活躍をみせています。

そこで今回は、レジェンド武豊騎手が一目置く若手騎手3名について紹介したいと思います。
それぞれが、まだデビューして10年未満でありながら、すでにトップクラスの活躍をみせています。
ぜひ彼らの凄さを知ってください。

横山武史騎手


横山武史騎手は、1998年12月22日生まれ、茨城県出身で現在25歳。
今年デビュー8年目になる関東の若手騎手です。

横山武史のイメージ画像
ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
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父は言わずと知れた関東の名手・横山典弘騎手で、実兄の横山和生騎手とともに祖父の横山富雄元JRA騎手から横山家3代に続く競馬一家を継承しています。
ちなみに伯父はJRA競馬学校教官の横山賀一元JRA騎手でもあります。

そんな家庭環境下で育った横山武史騎手は、2009年頃から乗馬を始め、同年の天皇賞(秋)をカンパニーで勝った父の姿に感銘を受けて騎手を目指すようになります。

そして中学2年生の時、父に
「お前は何になりたいんだ。ジョッキーか?それとも一流のジョッキーか?」
と問われ
「一流のジョッキーになりたいです」
と返答したそうです。

質問をよく見ると”ジョッキーの一択”しかないことに、さすがは横山典弘騎手と感じますね。

こうして競馬学校に入学しますが、入学時の身長は148センチ、体重36キロと、競馬学校史上最小記録だったそうです。
その後、2017年3月4日に美浦の鈴木伸尋厩舎(現在も所属)から騎手デビューし、同年4月16日の福島9Rにて、ヒルノサルバドールで1着となり、初騎乗から42戦目で初勝利を挙げました。

また、2019年5月には、父がリオンリオンとのコンビで出走する予定だった日本ダービー(G1)の前週に騎乗停止処分を受けました。
そこで白羽の矢が立ったのが、横山武史騎手です。
何とG1初騎乗が日本ダービーとなったのです。結果は15着でしたが、この点にもスター性を感じますね。

そして、翌2020年4月26日に行われたフローラステークス(G2)をウインマリリンで勝利しJRA重賞制覇を飾ると、この年は年間94勝を挙げ、22歳で初の関東リーディングジョッキーを獲得します。
これは、1967年に郷原洋行元騎手が達成した23歳を抜く史上最年少記録となりました。

さらに翌2021年には、横山武史騎手が大ブレイクとなった年でもあります。
皐月賞(G1)をエフフォーリアで史上2番目に若さで勝利し、G1初制覇と飾ると、そのままの勢いで年間JRAのG1を5勝との偉業を歴代最年少で達成し、合わせて年間100勝も達成しました。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの横山武史騎手。

今後の日本競馬界を背負って立つ、そんな騎手になってほしいですね。

2023年までの通算勝利数 553(勝率11.4%)

岩田望来騎手


岩田望来騎手は、2000年5月31日生まれ、兵庫県出身の現在23歳であり、デビュー6年目の関西に所属する若手騎手です。

岩田望来のイメージ画像
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父の岩田康誠騎手もJRA通算1700勝以上を誇る名ジョッキーで、幼い頃からその父の背中を見て育ち、騎手を目指したそうです。
競馬学校入学までに豊富な乗馬経験を積み、競馬学校に入学。
2019年3月に藤原英昭厩舎から騎手デビューを果たしました。

その後、同年3月30日の阪神5レースにてポップフランセを勝利に導き、デビューから36戦目で初勝利を挙げると、2022年2月19日開催の京都牝馬ステークス(G3)をロータスランドで勝利し、重賞初制覇を達成。

さらには、2022年11月3日に行われたJBCレディースクラシック(jpn1)をヴァレーデラルナで勝利しJpn1初制覇を成し遂げます。

また、同年12月24日の阪神4レースで自身初となるJRA年間100勝を22歳6か月と24日という速さで達成しました。
これは、レジェンド・武豊騎手(19歳8カ月12日)に次ぐ史上2番目の記録となります。

そんな岩田望来騎手が目標とする騎手は父である岩田康誠で、夢は
「日本だけでなく海外でも活躍し、どの国からも依頼がくるような騎手」
になることだそうです。

2023年からは厩舎所属騎手からフリー騎手となりさらなる躍進を狙っていますので、今年こそはJRAのG1初制覇を達成する姿がみたいですね。

2023年までの通算勝利数 417(勝率10.8%)

坂井瑠星騎手


坂井瑠星騎手は、1997年5月26日生まれの現在26歳。
東京都出身、今年でデビュー9年目を迎えた、甘いマスクで多くのファンから人気を誇る若手騎手です。

坂井瑠星のイメージ画像
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・Juggernaut XL(KandooAI)

父は地方・大井競馬の元騎手で現調教師の坂井英光調教師です。
また、叔父も地方・笠松競馬の坂井薫人元騎手と競馬一家で育ちました。

幼い頃から競馬が身近な存在で、小学生の頃には父親の影響で騎手を目指します。

2016年3月に関西の名門・矢作芳人厩舎に所属(現在も所属)し、騎乗デビューを果たすと、同年4月2日の阪神4レースでグランプリアクセルに騎乗し初勝利を飾りました。
しかし、その2週間後には、4頭が絡む落馬事故に巻き込まれ、左第2肋骨骨折などの負傷を負ってしまい、約1ヶ月騎乗出来ない時期がありました。

それでも年間25勝を挙げ、関西所属の新人騎手では最多勝となり、さらには騎乗停止がなかったことも評価されて、中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞しました。
そして、坂井騎手は、さらなる飛躍を求めて、2017年11月16日より約1年間、オーストラリアでの自主研修に旅立ちます。

よって、この時期に坂井騎手のJRA騎乗数が極端に少ないのは、オーストラリアで騎乗していたからなんですね。
翌2018年10月20日には、オーストラリアのG1コーフィールドカップでソールインパクトに騎乗し、これがG1初騎乗となりました。
G1初騎乗が海外でのG1という極めて異例なことです。

こうして坂井騎手はオーストラリアで通算16勝の成績を残し、同年末に帰国すると、朝日杯フューチュリティステークス(G1)でコパノマーティンに騎乗し、日本でのG1初騎乗も果たします。

その後、2019年のフィリーズレビュー(G2)でノーワンを勝利に導き重賞初制覇すると、3年後の2022年3月にはバスラットレオンに騎乗してゴドルフィンマイル(G3)に勝利し、海外重賞初制覇を果たしました。

同年10月には、スタニングローズに騎乗して秋華賞(G1)に勝利。これが、JRAのG1初制覇となったのです。

さらに、2023年には自身初となる年間100勝も達成し、2024年の高松宮記念では6番人気だったマックドールで勝利。
G1通算5勝をマークしました。

特にペース配分が上手いと定評がある坂井騎手には、これからさらなる勝ち星が期待できそうですね。

2023年までの通算勝利数 401(勝率9.2%)

まとめ


今回紹介しました若手3騎手は、ここ数年で目覚ましい活躍を見せています。

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それでもレジェンドが残した数々の伝説的記録は、そう簡単に塗り替えられるものではないと思います。

しかし、全ての可能性がゼロというわけでもありません。

実は、すべてのホースマンが目標にしている日本ダービーを武豊騎手がスペシャルウィークで初制覇したのは28歳の時です。

今回ご紹介した3名の騎手は、日本ダービーを制した年齢を上回るチャンスがまだ数年残されています。

レジェンドを超える記録は達成できるのか、今後も期待したいですね。

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